結論はまた来週

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本棚登録 : 93
レビュー : 13
著者 :
たまもひさん エッセイ・紀行・回想   読み終わった 

正直最初から三分の一くらいまでは「そんなに面白くないかも」と思っていたのだ。「びっしりの字がちょっとつらいなあ」って。でもちょびちょび読んでいくうちにその語り口になじんできて、読み終えたら、続きはないの?と、まだまだ読みたいような気持ちになっていた。

何というか「さあ、面白いことを書きますよ」という風ではないのに、結果的に面白くなっているという感じ。ご本人はいたって真っ当だが、世間とはちょっとずれている。そのずれが独特のおもしろみをかもし出している。もちろん、筆者はプロのライターであるわけだから、計算がないわけがない。でもあざとさのない書き方で、楽しく読んでいける。

最もインパクトがあったのは、「なぜ『全部愛してる』ではダメなのだろうか?」と題された章だ。筆者は既に五十代だと思うが、何と毎日奥さんから「私のこと愛してる?」と訊かれ、その答えにダメ出しをされて日々苦闘しているそうだ。いやあこの手の話をこういう風に書ける人ってあんまりいないだろう。(奥さんもすごいけど。筆者が「僕のこと愛してる?」って逆に訊くと「愛してない」ってきっぱり言うそうだ。うーむ)

レビュー投稿日
2013年5月17日
読了日
2013年5月17日
本棚登録日
2013年5月17日
3
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