「本の雑誌」で北上次郎さんがシリーズ最新作を紹介していた。まったく未読の著者なので、ひとつ読んでみようかなということで、第一作を。
私は「本の雑誌」をこよなく愛し、かつ頼りにしているので、シーナ隊長とともに北上さんに対して大いに敬愛の念を抱いている。さりながら、どうも小説の好みが違うようで…。北上次郎激賞!というのを読んでは、うーん?ということがしばしばあって、本書もどうやらその一つ。
説明過多なんじゃないかなあ。語り手がいる小説だから、内心の吐露が多くなるのは当然だとは思うけど、それがするするなめらかすぎて、浅い印象を受けてしまう。次も読もう!という吸引力をもう一つ感じなかったのだった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本の小説
- 感想投稿日 : 2014年10月2日
- 読了日 : 2014年10月2日
- 本棚登録日 : 2014年10月2日
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