人間と国家――ある政治学徒の回想(下) (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2011年7月21日発売)
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本棚登録 : 95
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「あとがき」で初めて「聞き書き」であったことがわかり納得。口述だからこその文体の平易さ。読みやすさ。回顧録とも言われているから、ほぼ時系列。しかし、それがこの著書の魅力ともなっている。多少のズレはあっても、同時代を生きた者として、これほど「当事者」として現場を見続けた(あるいは直接英断を下した)著者に少なからず嫉妬さえ覚える。一貫した人生感、世界観を持っておられることに敬意を表したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 岩波新書
感想投稿日 : 2011年8月13日
読了日 : 2011年8月12日
本棚登録日 : 2011年8月12日

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