メロディ・フェア (文芸)

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本棚登録 : 710
レビュー : 173
著者 :
nico314さん 小説   読み終わった 

大学を出て故郷に戻り、化粧品会社のカウンターで働き始める結乃。デパートではなく、郊外のショッピングモールに配属となる。希望とは異なる勤務先に残念な気持ちを隠せない。
最初はベテランの社員のように上手くいかずに焦る。
それでもお客さんが本当に求めているものを知ろうとじっくり話を聞き、商品を紹介して手に取ってもらう。
お客さん自身のイメージとのギャップを埋めて、その人によりぴったりとくる、その人が本当に求めているものをさりげなく選び出す。


私が子供のころ、季節が変わるたびに化粧品会社のキャンペーンに注目が集まった。
TVで新作のCMが流れ、街の化粧品店にはインパクトのある美しいポスターが張られ、広告には商品とお買い上げに応じた販促品が載っていた。

子ども心にうきうきして、
これいいな、あれもいいな、
これだけ買ったら、このおまけが貰えるなどとわくわくしていた。
あれは椿のマークの会社だったかしら?

今では以前ほど、「キラキラの憧れの世界」を化粧品に期待することも少なくなったけれど、
デパートのカウンターで口紅やら香水をつけてもらう時、
いつもよりちょっぴり口角があがり、楽しくなって
笑顔になってしまう。

「メロディ・フェア」というタイトルも懐かしく、
小さな頃の思い出も一緒によみがえったのでした。

レビュー投稿日
2013年1月29日
読了日
2013年1月28日
本棚登録日
2013年1月29日
10
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