強さに焦がれ、剣の道の向こうに見えているものを追い求めてきたはずなのに、虚しさばかりが胸を打つ。
だけどまた守る為に斬らなければならない侍の宿命。
それは未来があるが故。
仕方なく奪うのと、奪ってもいいとの間にある隔たり。
ゼンのイノセントな目線を通して見るそれが何度も涙腺を刺激した。
これが正義だ、自分が正義だと開き直ることは簡単で、だけどそうすることで相手の事情が見えなくなるので気をつけたい。
人のことをもっとよく見ろと言うのは自分を肯定してほしいだけということもあるので気をつけたい。
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- 感想投稿日 : 2019年9月16日
- 読了日 : 2019年9月16日
- 本棚登録日 : 2019年9月16日
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