本書は、英国における「政治学」の初学者へ向けた入門書である。
本書の特徴は、訳者あとがき(p.179~)にもあるように、「政治学」について、アメリカ流の「政治科学」ではなく、英国流の「政治研究」に力点を置きながら平易な文章で説明している点にある。そのため、英国スタイルの政治学を知るための入門書としての側面もある。
端的にいえば、本書は「政治学」という掴みどころのない学問について、読者がイメージ(相場観)を持つための一助となるだろう。
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なお、本学の図書館には新書版の蔵書がないため、図書館で借りる際は次の図書を参照のこと。
バーナード・クリック『現代政治学入門』(新評論、1990年)、311//C92。
【https://opac.lib.niigata-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN0554646X?hit=4&caller=xc-search】
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
政治学
- 感想投稿日 : 2021年4月12日
- 読了日 : 2021年4月12日
- 本棚登録日 : 2021年4月12日
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