今作の舞台は1925年のアメリカ・アラスカ、ジフテリアの感染が蔓延している街・ノーム。極寒の冬に、治療に必要な血清を150頭の犬と19人の操縦士(マッシャーと言うらしい)の犬ぞりチームで運搬する、という実話に基づいている。
近作の冒険でかなり成熟した行動をみせるジャックとアニー兄妹、今作もかなりシビアな任務なので、逃げたりドジったり…といった(良くも悪くも)気の抜ける場面がなく、比較的シビアなストーリー・ラインになっている。
その反面、初期作にあったストーリーの伏線がなく、描写や展開はしっかりしているのに、そもそも「ジャックとアニーがこの冒険に行く必要はあったの?」と思わせるのも事実。
そして、行動と裏腹に幼くなった?イラスト、p109はなぜこれ? (^^;)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月13日
- 読了日 : 2021年2月12日
- 本棚登録日 : 2021年2月8日
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