新装版 竜馬がゆく (7) (文春文庫)

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レビュー : 203
著者 :
nikunikunickさん 文学   読み終わった 

薩長同盟成立、幕長戦争での長州の勝利により時勢は倒幕に傾く。土佐も巻き込み、薩長土の武力を集結させいざ倒幕という時に、竜馬が大政奉還という奇策を提示する。幕府の持つ政権を自ら朝廷に返させるという無血革命方式である。この大政奉還という奇策は竜馬が思いついたものではなく、3年も前に勝、大久保の2人から聞いていた案だった。「批評は頭脳のしごとである。その施すべき時機を見つけるのが実行者のかんである。」と言うのがまさにその通りである。常に時機を鋭く読んで行動していた竜馬だからこそ、いざという時に記憶を頭の片隅から引き出せ、藩や個人の思想に捉われず、常に「日本」という広い視点で物事を捉えていたからこそ提示できた策である。日頃から何事も全て自らの蓄えとし、それを必要な時に組み合わせてアウトプットする。人よりも一歩引いた広い視点を持って物事を捉える。本件に限らず、一貫して竜馬から学んでいることである。

レビュー投稿日
2018年1月12日
読了日
2017年12月31日
本棚登録日
2017年11月29日
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