私たちの営為が全て「善」を目指すのだとして、では多くの善のなかで上位にあたる善とは何か。
大多数の人間が最高の善としてイメージする「幸福」について考えてみたとき、そこでまた「幸福」とは実際どのようなものであるのか、という問いが生まれる。
人によってたくさん見解がある問題だが、アリストテレスはそれらを地道に検討していく。
そもそも私たちの「望むもの」が「善」であると論定していいのかなど、整理して考えるのが難しかった。
追究を避ける部分が意外に多い印象。
知性に基づく選択、行為の重要性に関しては自分を振り返りつつ読めた。
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- 感想投稿日 : 2014年11月16日
- 読了日 : 2014年11月4日
- 本棚登録日 : 2014年11月5日
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