この作者、初めて読む。
前半、香緒里と友徳の姉弟のじゃれた感じの会話や関係が延々と語られ、ふ~ん、何これ?という感じもしながら、確かにその日常のネジの緩さ加減が程良く醸し出された表現だわなぁとも思いつつ読み進む。
しかし、中盤、塩中さんから友徳のトラブルのことを聞き、香緒里が壊れていく辺りから、それまでも出ていた倫理や道徳についての小難しい裏の裏の裏の裏を問うような自問が噴出して、残念、私には理解不能になっちゃった。
何とか読み終えたけど、“男の子を操る自己中心少女から弟を救わなきゃ!!”という帯にも違和感あるし、ころころ変わる様相について行けず、物語にも惹かれるものがなかったです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2014年読んだ本
- 感想投稿日 : 2014年9月20日
- 読了日 : 2014年9月20日
- 本棚登録日 : 2014年9月20日
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