ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 (光文社文庫)

  • 光文社 (2023年11月14日発売)
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感想 : 455
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カレンダー通りとは言えGWでもあるので少しページが多いこの本にしてみた。

東京からそれほど遠くない、地方のどこにでもあるような町での殺人事件。
父を亡くした真世が何年も音信不通だった元マジシャンの叔父・武史とともに自らの手で真相を突き止めようと動き出す、というお話。

この叔父さん、マイペースで圧が強く癖もあってなかなか面倒くさい御仁。巧みな会話で問わず語りに色んな情報を引き出す手際は良いが、どんな手練か刑事のスマホから情報を得ていくのは話としてはうまく行き過ぎ。
真世は真世で父を亡くした悲しみもそこそこに叔父に振り回されるばかりの操り人形みたいで魅力に薄い。
この作者さんなので込み入った話でもサクサク読めたが、あまり面白みは感じず。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2024年読んだ本
感想投稿日 : 2024年5月6日
読了日 : 2024年5月4日
本棚登録日 : 2024年5月6日

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