なんだか最近、読みたい!と思う本がなくて、読む前から、なんだかおもしろがれない気がするとか思ってしまうような感じで、なに読んだらいいの?とずっと迷っていて(読まない、という選択はないのだろうか。。。)、で、なんとなく、以前たくさん読んでいたようなごく普通の穏やかっぽいミステリ(って言い方もヘンだけど。猟奇的な殺人とかじゃなくて怖すぎず、暗すぎず、あんまり謎解き重視でなく、ラストはうまく事件が解決してイヤな気分にならないやつ)なら読めるかも、と思って、これを。。。
 
 予想どおり、おもしろく読めました。

 刊行が少し前なので、当時、犬がかわいい!っていうのが評判だったのを覚えていたけど、そのとおりで、まったく犬好きでもなんでもないわたしでもかわいいと思った。心身ともに深く傷ついていた警官と犬がパートナーになって事件を捜査していくことで、どちらも癒されていくっていうのがいい話で。
 グロテスクさや怖さはないし、相棒の死という発端は悲しいけど、そこから立ち直っていく展開なので希望があるし。
 犬の嗅覚とか警察犬の訓練の話とかも興味深かったし。
 
 こういうごく普通の穏やかなミステリって最近減ってきたような気もしなくもない。昔は私立探偵のシリーズものとかそういう雰囲気のが多かったような。そういうのを今は読みたい気分。。。

2019年8月25日

読書状況 読み終わった [2019年8月25日]

ディケンズとかメルヴィルとか英文学の授業で使いそうなクラシックから、「卒業」とか「ある愛の歌」みたいな名作映画の原作、クリスティとかアイリッシュとかミステリの名作まで、いろいろとりそろえられていて、数行の英文と訳も載っている。。。。
こういうの読めば、教養のないわたしでもモダンクラシックとか読む気になるかな、おもしろそうって思うものがあるかも、とか思って読みはじめたんだけど、あんまりついていけなかった感じ、わたしにはやっぱり難しい。猫に小判的な。こういう、数行の英文と訳、って絶対英文とばし読みする。下手すると訳もとばしてけっきょくなにも読んでないのでは?
宮脇先生の思い出話みたいなところばかりおもしろかった。読書エッセイとして読めばいいのでは。。。
なんか笑ったのは、ディケンズの話で「著者が興奮している」だった。。。

2019年8月19日

読書状況 読み終わった [2019年8月19日]

いやあ、結末を知らなくて、過去の「スター誕生」も見たことがなかったので、こんな悲劇的な結末だったか!とびっくり。。。
それにしても、とてもあのレディー・ガガとは思えない、かわいらしさ、初々しさ、新鮮さ、が演技だと思うとすごいなあーと。監督のブラッドリー・クーパーもすごいんだと思うけど、わたしにとってブラッドリー・クーパーはわりとコメディに出てる印象だったので、なんか見方が変わったというか。すごい人なんじゃん!と。ふたりの出会いから、恋に落ちて、一緒に歌って、ステージに立って、っていう高揚感のようなものがきらめく感じで、だからこそ、結末の悲劇がつらい。。。

あとから「スター誕生」のあらすじを読むと、女がどんどんスターになっていくのに男が嫉妬した、みたいなこと書いてあったりするけど、このジャクソンの場合は、嫉妬、って感じはあんまりしなかったような。アリ―が自分から離れていくと思う悲しさのようなものかなと。
まずはジャクソンが、子どものころのトラウマをなんとかして依存症を克服しないといけなかったのかも。
女がどんどんスターになっていっても、支える側にまわるとか、違うことをするとか、なにかして、ふたりとも幸せになれるケースもあるんじゃないかと思うんだけれど……とかいろいろ考え込んでしまった。。。

2019年8月14日

読書状況 読み終わった [2019年8月14日]
カテゴリ 映画

翻訳は「ロイスと歌うパン種」。
おもしろかった。わくわくしながら読める感じ。
IT企業に勤めてロボットアームをつくったりしている女性ロイスが、常連だったデリバリー店の男兄弟からパン種をもらい、それでパンを焼いてみたら奇跡のようにおいしいパンが焼けて、やがて人気フードマーケットに出店するオーディションを受けたら、秘密のフードマーケットに誘われて、っていうような話。ちょっとSFぽくもファンタジーぽくもあるけど、発酵とか菌とかの話も興味深いので、分類するとしたら「食文化」とかでもいいのかも。
最先端のIT技術とオーガニックな食べものとか、そういう話としてもおもしろい。いかにもサンフランシスコっぽい感じ。(サンフランシスコ知らないけど)。

栄養価は高く値段は安い、ってものを科学の力でつくりだして、だれもが摂取できるようになったらいいのかもしれないけど、「食文化」とかそういう面で考えるとそれはどうなのか。。。
あと、なんか、体にいいもの、をつきつめていくとオーガニックとかナチュラルを通りこして科学にいっちゃうのかなとか思った。

2019年8月14日

読書状況 読み終わった [2019年8月14日]
カテゴリ 洋書

おもしろかったけれども、なんかすごく短い感じがしたというか読みごたえがなかったというか……。それぞれの章をもっと長く読みたかったと思ったんだけど……。

いちばんおもしろかったのは、築地で新鮮なにぎり寿司を食べるんだけど、イキがよすぎる貝を喉につまらせそうになったって話。さぞやおいしいおいしいすばらしいってことになるだろうと思ったのが意外な展開でおもしろかった。ここで吐き出すわけにもいかず必死で食べるっていうのが。しかも夫のマイクさんだけがその事態に気づくっていうのが。

この本、好奇心をもって新しいことに挑戦する姿勢が大切、飛び込む勇気が大切、ってテーマがある、ってきいて読みたくなったんだけど、そのへんももうちょっと深く読みたかったというか。。。

2019年8月1日

読書状況 読み終わった [2019年8月1日]

奥泉光氏の長編てことですごく期待していたんだけども、うーん、わたしにはちょっと合わなかったかも。。。
昭和初期の華族の暮らしぶりとか、そのころの東京の様子とか、ミーハー的にすごく楽しくて、格調高い感じの文章も雰囲気が合っていてよかったんだけど。ミステリの謎解きがやっぱりわたしにはどうでもよくなってきてまどろっこしいなと思ってしまい、あと、古事記とか神話的な話も苦手だし。惟佐子がもっと活躍すればよかったのに、とか思った。ビ・ビ・ビ・ビパップのフォギーみたいに。
もっと二・二六事件の話が中心なのかと想像してたけどそうでもなく。ただ、あのころの、太平洋戦争に突入する前の社会情勢、社会の雰囲気がよくわかって、いろいろ考えさせられた。ただひたすら軍国主義とか戦争に向かっていたわけではなく、むしろ平和をめざしていたはずなのに、良識ある賢い善き人々もたくさんいたのに、と。焚きつけたら国民に火がついて戦いに向かっていってしまった、みたいな話がこわかった。。。

2019年7月27日

読書状況 読み終わった [2019年7月27日]

コメディの即興劇団の話と知って、ちょっと気になっていたところを山崎まどかさんのおすすめツイートを見かけたので見てみたら、これがものすごくよくてびっくり。
コメディの即興劇団の男女5人、アルバイトしながら劇場でパフォーマンスしているけれど、劇場が閉鎖されることになり、同時に、仲間のひとりだけコメディの人気テレビ番組のレギュラーに決まって。残された人たちは、もはや30代、夢をあきらめるのかどうするのか、ってそれぞれが葛藤して、仲間どうしの関係もぎくしゃくしてきて、っていう話。笑えるんだけど、ドタバタではなくて、おもしろくてせつなくて感動的だった。
コメディ即興劇の公演ってどんな感じかとか、たぶん「サタデーナイトライブ」だと思われる人気番組の話とか、アメリカのコメディ業界の舞台裏を見られるようなのもすごく楽しかった。リアルな感じで、えーこれ、本当にあった話?って思った。

芽が出ない人たちの焦りや失望もよくわかってせつなくて。人気番組レギュラーに決まった人の彼女もオーディションに呼ばれていたんだけど、彼女はこわくなってオーディションに行かなくて。彼は人気者になっても、彼女を気づかって「置いてはいかない」って言うんだけど、彼女は「わたしはこの劇団でやっていきたい。あなたとはもう進む道が違ってしまったの」ってなことを言うところが感動的でー。

あと、「仲間」の親密さがうらやましい感じだった。支えあって、どんなことも笑いに変えていって。一緒にいればやっていける、って思えるだろうなと。

エンドロールで、撮影中のスナップみたいなのが出るんだけど、それが楽しそうで、青春モノぽくってすごく好きで、なんだか涙が出た。

2019年7月21日

読書状況 観終わった [2019年7月21日]
カテゴリ 映画

イギリス人の夫と息子とイギリスで暮らす著者の、息子さんの中学生活をとおして差別、格差、教育などイギリス社会について考えるエッセイなんだけど、すごくおもしろかった。社会問題について考えさせられつつ、イギリスの、中学生男子のいる一般家庭の様子がわかるようで読みものとして楽しかった。著者の「パンクな」というか明るくて前向きで社交的と思われる性格のおかげもあるんだろうけど、読んでておもしろい。

息子さんが通うことになる中学は、元はとても荒れていたけれど改革がなされてよくなってきているという公立中学で。日本の最近の学校教育を知っているわけじゃないけれど、海外の教育って日本とはだいぶ違う印象で。「人権」についてなどを徹底的に教えるところとか。あと、この本でイギリスの教育で、演劇教育にとても力を入れているというのも印象的だった。演劇をつうじて、自分を表現する力とか、コミュニケーション力とかを高めるっていう。
(個人的に、自分の意見をもつとかそれを人前で言うとか、自己表現するとかそういう教育を受けたかったな、と思っているせいもあり)。

息子さんが本当に賢くて優しくてウジウジしたところがなくて素直で明るくて、こんな子はどんな素敵な大人になるんだろうなあ、とうらやましく感じてしまった。

こういう海外のごく普通の家庭の様子がわかるエッセイってすごく好きだとあらためて思った。

2019年7月12日

読書状況 読み終わった [2019年7月12日]

すごくよかった。読みやすいし、楽しいだけの話ではないけれども、先が気になってどんどん読む感じもあって。
舞台はアイルランドの小さい町。
簡単にいうと高校から大学時代までの男女の恋愛モノ、なんだけど、けっこう深くて、人間関係とは、とか、人との出会い、みたいなことを考えさせられる。

高校時代、貧しいシングルマザー家庭に育ったけれど高校ではサッカーのスター選手で人気者のコネルは、裕福だけど問題ある家庭の育ちで変わり者で嫌われているマリアンに惹かれ、でも、まわりの目が気になるから秘密でつき合うようになって体の関係までもつのに、プロムには別の子を誘い、マリアンは傷ついて高校にも行かなくなる。それからふたりは会わないまま、同じ大学に進学するんだけど、今度はマリアンが人気者になって、内気なところのあるコネルは大学になじめない。やはり強く惹かれ合っているふたりはまたつき合いはじめて、でもまたちょっとした行き違いで別れることになって。という感じで、ふたりがくっついたり別れたりがくりかえされるんだけど。

コネルもマリアンも、なかなか人となじめない、居場所がない、普通の人と自分は違う、と感じているところがミソで。コネルはマリアンと別れたあと、パーフェクトな恋人を見つけるんだけど、その子といると自分が人々のなかにうまく溶け込めると感じて、でも、マリアンといるときは、マリアンとふたりだけで他の人々とは別の場所にいる、というように感じるところが印象的だった。

コネルとマリアンは互いに出会ったことで、傷つきながらも、長い時間がかかりながらも、少しずつ成長していくっていうのがよくわかって。

このふたりのこの先ももっと読みたいと思った。続編が出ないかなあ。。。

2019年7月7日

読書状況 読み終わった [2019年7月7日]
カテゴリ 洋書

けっこう豪華キャスト(アンディ・ガルシア、ジュリアナ・マルグリーズ、エミリー・モーティマー、エズラ・ミラーなど)なのに日本未公開。

それぞれが秘密を抱えていてみんなバラバラで喧嘩ばかりでうまくいってない家族の話で、それぞれの秘密にはけっこう重いものもあって、暗い話にいくらでもなりそうなのに、コメディタッチで描かれていて。ラストで突然みんなが和解してハッピーエンドなのはご都合主義ともとれるけれど、後味がいいし、おもしろかった。わたしはかなり好き。

舞台が、ブロンクスのシティアイランドっていう島で、すごく素敵なところだった。こんなところがNYの近くにあるんだとはじめて知った。

2019年7月7日

読書状況 読み終わった [2019年7月7日]
カテゴリ 映画

とてもよかった。
あちらこちらへ旅する場面が出てくる(というかそれで構成されている)ので、すごく旅に出たくなる。
ごくごく普通の人の、結婚して、いろいろうまくいかなくなって、離婚して、っていう長いスパンの話で、すべてがすごくリアルに感じられた。なんというか、つくったっぽい感じがない、物語めいているところがない、いかにもなところがなくて。安心して読める感じがすごく好きだった。
ほんのちょっとした、不機嫌とか不安とかすれちがう気持ちとかそういう感情がすごくうまく描かれている、とも思った。

ひとつそういえば書きたかったことを思い出して追記。
なんだかいちばん心に残ってしまったところが、高之が学生時代によく行っていた下北沢に行ったとき、「何年ぶり」だとか「なんとか以来」とか言って「昔はおれも」とアピールしたくなるようなのが嫌だ、とか思うところ。わかる。。。

2019年6月23日

読書状況 読み終わった [2019年6月23日]

ネットフリックスの「ザ・シェフ」見て、映画の「シェフ 三ツ星フードトラックはじめました」も見返して、ジョン・ファブロー絶賛視聴中なので。
これは1996年の映画。カルト的人気、とかあったけど。
内容は、ジョン・ファブローはコメディアンをめざしている若者で、半年前に別れた彼女のことが忘れられなくてウツウツしていて。そんな彼を友人のヴィンス・ヴォーンが励まして、クラブとかパーティとかに連れ出して新しい彼女を見つけさせようとする、ってだけの話で、青春モノなんだけど、LAの街とかクラブとかバーとかダイナーとか音楽とか車とかナイトライフがすごく雰囲気があってなんかかっこよくて。当時こんな雰囲気だったのかなって。
画面が暗くて、なんかあんまりコメディぽくないんだけど、一応コメディで、ハッピーで楽しかった。
なにより、ジョン・ファブローもヴィンス・ヴォーンもめっちゃ若くて(現在は52歳と49歳)細くて、とくにヴィンス・ヴォーンがめっちゃハンサムで。びっくり。ふたりともなんであんなに大きくなっちゃったんだろう。。。

2019年6月23日

読書状況 読み終わった [2019年6月23日]
カテゴリ 映画

正直に言って、わたしには合わなかったみたい。。。。
ジョナサン・フランゼン、アメリカでは有名で高評価な感じで、話もおもしろそうだし一度読んでみたいなと思っていたんだけど、これは、勝手に予想していたのとはだいぶ違う感じで。。。
まず読みだしたとたんに驚いたのは、ピップ、って女性か!っていう。(まあそれはどうでもいいことかもしれないけど)。
とにかく、ピップの成長の物語、ってきいていて、そう思っていたけど、800ページとかある長編で、途中の他の登場人物たちの話が長すぎてかつ強烈すぎて、ピップの話どこ?みたいな感じになった。ラストでまたピップが登場したとき、なんでこの子こんなに変わって成長したんだっけ??ってほんとに不思議に思ってしまった。わたしがバカなだけかもしれないけど。。。
で、その「途中の他の登場人物たちの話」がもうみんながみんな、機能不全というか問題ある家庭に生まれ育った人たちばかりで、多かれ少なかれ精神を病んでいるって感じで、だれもが不幸すぎて、もう読むのがつらくてつらくて、心底、苦しい読書だった。登場人物だれにもまったく共感できなくて、だれに対しても、精神科医とか専門家のサポートを受けるしかないのでは?としか思えなかった。読んでいて楽しいところなんてひとつもなかったような。。。
なのにラストは、なんだか急にハッピーエンドめいてきて驚いた。先にも書いたけど、なんでピップが急に成長したのかよくわからない感じだったし、トムは殺人の共謀罪を逃れるってこと??と思ったし。なんかまったく釈然としない。
ピップの話だけにしてくれたらよかったのかも。。。

(ディケンズの「大いなる遺産」が下敷きになっているとかきいたけど、わたしは「大いなる遺産」未読だけど、こんな話なの?? 読もうと思ってたけどよそうかな。。。)

わたしがこの壮大な物語を理解できていないとかそういうことなのかもしれない。だれかに教えてもらいたい。
とにかくわたしには合わなかった、ということか。。。。

2019年6月13日

読書状況 読み終わった [2019年6月13日]

三部作読み終わった!
これがいちばんおもしろかったかも。というかわかりやすかった。
とくにいよいよ大詰めとなってからがおもしろかった。工作員としての地道な長い準備とか。ラストの緊迫感とか。

でも、わたしにはいまひとつアンのことがよくわからない。なぜにそんなにキーパーソンとなるのか。。。。そのへんがわかるともっともっとおもしろくなりそうなんだけど。

ル・カレはこのあともまだ読んでいきたい。「寒い国からきたスパイ」と「地下道の鳩」と……。

2019年6月1日

読書状況 読み終わった [2019年6月1日]

とてもよかった。
エッセイのようだけれども、エッセイではなく、もっと深く、哲学的なような、著者は社会学者なので、社会学的、というんだろうか、これが「社会学」ならば「社会学」学びたいと思ってしまうような。
ちょっと不思議な読みごこちだった。
内容としては、人権とか差別とかに関係するもの、人とのかかわりについて、著者自身のこと、身のまわりのこと、などなどいろいろなものがあって。読みやすいけれど深い感じ。

たいてい、ままならない人生、リアルな厳しい人生、という感じがして切なく、どうにかしたいのだけれどどうにもできない、どうしたらいいのかわからない、と書かれていたり。でも、そういう人生を不幸と思うのでもなく、淡々と受け止めているような、そういうものだ、としているようなところもあって。
ハッピーな話ではないけれど、読んで憂鬱になる感じではなく、こういうのを読んでいったら、ままならない人生を淡々と受け入れられるようになるのかも、とか思ったりもした。

ツイッターやWEB日記の岸先生は楽しそうに見えるけど。「にがにが日記」おもしろい。

2019年5月22日

読書状況 読み終わった [2019年5月22日]

高野秀行さんおすすめ著者。高野さんのおすすめにハズレはない!
臨床心理士である著者が、「野の医者」すなわち、「スピリチュアル」と呼ばれるような療法を行う人々を訪ね、詳しく話をきいたり、実際に療法を受けたり、養成スクールにも行ったりして、心の治療とはなにか、そういう「スピリチュアル」な療法と、臨床心理学による療法とはなにが違うのか、などを研究するという話。
文章は堅苦しいところがなく、むしろ笑えて、読んでおもしろかったし、いろいろとても興味深かった。実際、どういう人たちがどういうふうに「スピリチュアル」な療法を行っているのか、そういう業界?の構造、どういうしくみで成り立っているのか、っていうようなこともわかったし。著者は沖縄にいたので沖縄での話なんだけど、そもそも沖縄は「ユタ」とかいるし、歴史的文化的にスピリチュアルがとても多いとは知らなかった。

とくに印象に残ったのは、臨床心理学もスピリチュアル療法も、こういうことが原因でこうすればよくなる、ということを「説得」できるかどうかであるという点で似ているというところとか。
そして、じゃあ、違いはなにか、と考えたときに、臨床心理学は「学問」である、っていうのがなにか感動的だった。スピリチュアルな療法って、結局、信じるか信じないかしかない。自分が信じて、癒された、と思えばそれで終わり。でも「学問」っていうのは疑い、考えること、常識を疑い、自分で考え、問い、人と議論することだ、っていうのに、なんだか「学問」ってすばらしい、とか思った。。。。

どうでもいいけど、コラージュ療法っていうのは知らなかったけど、おもしろそうでやってみたいと思った。雑誌とかを切り抜いてコラージュをつくる、っていう箱庭療法みたいな。

2019年5月20日

読書状況 読み終わった [2019年5月20日]

アベンジャーズ、初めてみたけどおもしろかった! 
これで、あのよく見る人はこの人でこれはあの人なのか、とか概要が把握できた気がする。
まあわたしとしては闘いシーンがもっと短くてもいいと思ったけれども。アクションシーンより、普段の人間どうしとしてのの会話みたいなのがもっと見たい。

あと、わたしは常々、こういうヒーローものとかファンタジーもので、悪党の親玉とか異世界の人とかが、なにか哲学っぽいことをまじえて征服とか王座とか支配とかいうこと話すときの、台詞とか台詞まわしが時代がかっていて飽きる、と思っているんだけど、そんな感じの場面にでてきたアイアンマンが「シェイクスピア芝居か?」って言ったのが笑えた。

ハルクがあのマーク・ラファロだって知らなかったのでちょっとびっくり。ハルク、マークラファロ本人に似てない?似せてるの?失礼? 確かにマークラファロは怒ったらガッって大きく緑色になりそうな気もするけど。
いやでももうなんかちょっとした俳優はみんなアヴェンジャーズに出るんじゃないか。。。

2019年5月19日

読書状況 読み終わった [2019年5月19日]
カテゴリ 映画

英語学習のために洋書を読もうと思っているけれど、日本語の本で読みたいのがあるとどんどんあとまわしに。。。

ニューヨークの劇場での事件、っていうのがすごくおもしろそうだったのと、このシリーズは評判よくて前から興味があったのとで読んでみたんだけども。。。シリーズ途中からいきなり読むっていうのはやっぱり無謀だったかも。マロリーの同僚刑事たちとの関係とか、それ以前に名前すらも、前半なかなか把握できなかった。。。あと、謎解きが苦手なのにさらにそれを英語で読むっていうのは集中するのがけっこう厳しいのかも、といまさらながら気づいた。。。
そのせいではないと思いたいけれど、劇場での事件、思っていたのとちょっと違ってゴシックホラー調というか、なんとなく古めかしい感じがしてしまって。現代の話だよね?って思ったり。こんなに奇人変人みたいな人たちばかりでやる舞台ってあるかなあとか。

でも、ソシオパスの刑事っていうマロリーの過去の話とか、その同僚や仲間たち?の話が興味深かったので、翻訳でシリーズを読みたいかもとは思った。。。

2019年5月18日

読書状況 読み終わった [2019年5月18日]
カテゴリ 洋書

なんとなくわたしの「課題映画」的なものになっていて、見なくては、とずっと思っていて。もっとずっと暗くて重い映画を想像していたんだけど、期せずして、ハリウッド映画界舞台裏が見られた感じもあっておもしろかった。そして、ほんとうにサスペンスフルで、結末はわかっているのに緊張した。現地で救出したベン・アフレックもすごいけど、アメリカにいて作戦続行を認めさせて手配したCIAの人たちもすごい。。。

2019年5月6日

読書状況 読み終わった [2019年5月6日]
カテゴリ 映画

ほんとうにものすごくおもしろくて楽しくて、読むのがやめられなくて、一日じゅう読んでいた。読み終わりたくなかった。いつまでも読んでいたかった。。。

家族とアメリカに住んでいる14歳の玲那と、いとこの17歳の逸佳が「アメリカを見たいね」ってことで親に内緒で家を出てふたりきりで旅をする、って話。
バスや列車、ときにはヒッチハイクもして、途中で、偶然、交通事故現場にいあわせたおかげで怪我をしたおばあさんの家に住むことになるとか、お金がなくなってしばらくアルバイトをすることになるとか、「ハプニング」はあるけれども、事件とかいう感じにはならなくて、あくまでも楽しい旅なのがすばらしい。悲しいできごととかもなくて、なにごともない感じがすばらしい。ふたりが粛々と淡々と、さわやかに明るく、旅をすすめていって、その毎日と移り変わる風景が描かれているといった感じで。いろいろな人と出会って別れるけれども、その出会いと別れもあっさりした感じなのが本当にいい。
アメリカのいろいろな街を本当にめぐっているような気になって、それもものすごく楽しかった。

玲那は、ものおじせずにだれとでもすぐ仲よくなれて、オープンマインド。それに対して逸佳は、自分でも認めるとおり、小心者で心配性で社交が苦手、「ノー」が多い。そういう逸佳が少しずつ変わっていく感じもすごくよくて。
でも、大きな変化って感じでもなくて、ラストは自分たちでここで旅は終わりと決めて無事に帰るところもすばらしい。こんなに安心して読める本ってない。

とにかく、ひさびさに「至福の読書体験」っていう感じだった。大好きだ。
やっぱり江國さんいいな!と思って、過去の本も読み返したくなった。

2019年5月6日

読書状況 読み終わった [2019年5月6日]

映画ではなくてテレビドラマだけども。

1980年代、エイズがまだ謎の伝染病で原因もわからず治療法もなく、同性愛者たちのあいだで感染が広がり、死者が一気に増えていった時代。ゲイのジャーナリストネッド(マーク・ラファロ)が仲間たちと、サポートを求めて政府や世間に訴えるけれどもまったく相手にされない。仲間たちもどんどん死んでいき、やがて自分の恋人もエイズを発症して弱っていく。

もう心底恐ろしすぎた。。。病気の描写もリアルすぎて正視できなかったんだけど、(この時代は不治の病だったわけで。でも今は発症を抑えられるし、治療法もあるので無意味に恐れる必要はないって知ってるけどそれでも)、どんどん死者が増えていってサポートを必死で訴えているのに、無視され続けていたことが事実っていうのが本当に恐ろしい。ゲイだけの病気だから関係ない、自業自得、ゲイが嫌い、サポートして自分がゲイと知られたくない、などの理由でサポートしてもらえない。まさに弱者切り捨て。大勢の人間の生死がかかっているのに。

この自分には関係ないからいい、とか、自己責任だから知らない、とか、自分とは違う人たちを認められない、とか、それまさに今も同じなんでは?と。弱い立場の人たちが生死がかかった問題に直面していても、今の社会はやっぱり無視するかも、と思うと本当に怖い。

主人公のネッドが確かに怒りにかられすぎていて、うまくいくものもうまくいかないんじゃないかと、無理やりカミングアウトさせるようなことはやっぱりまちがっているとか思ったけど、それも、一刻も早く治療法を見つけないと最愛の人が死ぬ、っていう恐怖からそうなったと思うと、わかると。
中年になってやっと最愛の恋人ができたネッドが、自分が大学時代のころはカミングアウトする人もいなくてひとりで悩んでいて、大学時代に恋人とダンスしたかった、っていうのがまた泣けて。。。

マーク・ラファロはすごい、と思った。
あとマット・ボマーもジム・パーソンズもすごくよかった。

2019年5月1日

読書状況 読み終わった [2019年5月1日]
カテゴリ 映画

ぜんぜん飽きずに見られてわれながらびっくりー。おもしろいよアイアンマン。そしてやっぱりわたしかなりロバート・ダウニー・Jrが好きかもー。トニー・スターク社長かっこいいー。
メカはぜんぜん興味がないんだけど、製図みたいなのが3Dになってトニーが手でふわふわと扱うところ(説明になってない)がすごく好き。

ハッピーさんがキュートだなーと思って見ていたんだけど、ジョン・ファブローだってぜんぜん思いが及ばなかった。
あと、ミッキー・ローク!まーーーーったくわからなかった!

2019年4月30日

読書状況 読み終わった [2019年4月30日]
カテゴリ 映画

あいかわらずヒマだと言いながら、なにか目的とか「したいこと」「熱中できること」をいつもさがしているようなところがなんだか共感できて。
庭をつくるっていう目的ができたみたいでうらやましい。でも、わたしは庭仕事にまったく興味がないのでそのぶん少し読みがいがなくなったかもしれない。庭の話とかあんまり興味ない。。。
あと、今回は、カーカがあんまり出てこなかったけど、やっぱりサクとカーカがいて、ごはんとかお出かけとか、ごくごく普通の家の日常の話が好きだ。
それと今回はしげちゃん(銀色さんのお母さん)の話もけっこうあって、ユーモアが出ているんだけれども、お兄さんが世話しているのが大変そうだなあと思って勝手に少し暗くなった。。。

2019年4月30日

読書状況 読み終わった [2019年4月30日]

公開当初から楽しみにしてたんだけどやっと見たー。
そもそもわたしは音楽あんまりきかないので、クイーンも海外ドラマ「グリー」で知って(ジョナサン・グロフの「ボヘミアン・ラプソディー」のパフォーマンスは圧巻、ダレン・クリスの「ドント・ストップ・ミー・ナウ」はすばらしい)好きになった程度の人間なんだけども、期待どおりよかった! 曲づくりのところとかあんなふうにつくっていったのかーと単純にすごくわくわくした! そしてクイーンの基礎?どういうふうに結成されて人気が出て苦難があって復活して……という概要を把握できたというか。そしてどれだけ才能あって世界じゅうで人気ですばらしいバンドだったかということも認識した。あと、メンバー四人が仲よかったんだろうな、とか。今風の言い方?でいうとリスペクトし合っていたんだろうなと。

でもいちばん胸に迫ったのはフレディの孤独かな。
スターになってから、豪邸建てて、とり巻きがいて派手にパーティとかしてても、バンドメンバーにはそれぞれに家庭があって、それがない彼は居場所がないような、だれにも愛されてないと思い込むような孤独感があったんだろうなあと感じさせられた。それであのジム・ハットンていう愛人。あの出会いとか、さがしだしたっていうのは事実なのかなあ。フレディどれほど孤独だったのか……って思った。でもある意味、奇跡みたいな、ロマンティック。(あと、最初弁護士だったのにマネージャーになっていかにも業界のヒトみたいになっていったのがこれもなんかいいな、とか。)

ラミ・マレックは顔は似てないと思うんだけど。ほかの三人がすごく似てて、ロジャーかわいかった。

欲をいえば、全曲フルでパフォーマンス見たかったし、曲づくりのシーンをもっといろいろ見たかった。

2019年4月29日

読書状況 読み終わった [2019年4月29日]
カテゴリ 映画
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