浮世女房洒落日記 (中公文庫 き 37-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年11月22日発売)
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本棚登録 : 176
感想 : 30
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ものすごーーーくおもしろかった! すばらしい! 大好きだ。
江戸時代の小間物屋さんの奥さんが書いた日記。
まるで現代のブログみたい。日々の仕事と暮らし、子どものこと、お出かけ、おいしいもの、季節の行事、ご近所さんとのおしゃべり、そして夫とのけんかや愚痴。口調もブログ日記みたいで読みやすくて。おもしろくて楽しくて笑えて、そしてものすごく深い。
平凡な日常を大事にして楽しく暮らそう、とかしみじみ思う。
ああ、いつまでも読んでいたかった。続編とか出ないかなあ。
それと、関西弁っていいなと思ってたけど、江戸弁もいいなあーと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年12月18日
読了日 : 2011年12月18日
本棚登録日 : 2011年12月18日

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コメント 2件

Pipo@ひねもす縁側さんのコメント
2011/12/18

木内さんの作品、まだ未読なんです。直木賞作品の『漂砂のうたう』が面白いと聞いていて、そのまま。niwatokoさんの感想で、あらためて読んでみたくなりました。表紙も可愛いし、こちらからにしようかな。

私は関西弁ネイティブですが、江戸弁の歯切れのよさは大好きです。

niwatokoさんのコメント
2011/12/19

わたしも木内さんはこの作品をはじめて読みました。ほかの作品はけっこう難しそう?と思っているんですが、これは軽妙で楽しくて読みやすいです。江戸弁って現代モノではあまりない気がしますが、この作品ではじめて、いいなあーと思いました。関西弁もそうですが、リズムがよくて。まねできないけどしたくなります。

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