Paper Towns: Slipcase Edition (English Edition)

著者 :
  • Bloomsbury Children's Books (2010年5月3日発売)
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感想 : 2
5

ものすごくよかったー。もう英語読書はすべてYA小説でいいかも!と思うくらい。
ジョン・グリーンは評判は昔からきいていたけど読むのは初めて。こんなにいいとは思わなかった。映画も見る!

ストーリーは、高校生クエンティンの幼馴染であこがれのマーゴが高校卒業を目前に家を出て姿を消してしまい、彼がさがす、っていう。クエンティンはいわゆるクラスカーストでいえばナードで、おんなじような友達とつるんでいるんだけど、そういう高校生活の描写はすごく楽しくて、アメリカ高校生活あるあるのパーティだとかおふざけだとかはまあお決まりなんだけど、一方で、すごく深い部分があって。他人を知るとはどういうことか、とか、死とは、とか、思春期に考えそうなことではあるけれども、哲学的だったり、あと、「白鯨」とか、ホイットマンとかディキンソンの詩とか、文学の話がでてくるところも好み。そういう文学や音楽をヒントにマーゴの行方を追ったりするのもわくわくした。

マーゴはスーパークールで学校で人気者のクイーンなのに、内面には、だれにも見せない、表面とはまったく違う暗い面があるところがよかった。クイーン然としながら、ひそかに、自分は表層的な人間だ、とか考えているところとか。高校生でこんなふうに考えこんでいたら苦しいだろうなと思ったけど。
著者のジョン・グリーンがそういう人なのかなと思う。彼が最近、うつ病を患ったっていうのもわかるような。深く深く考える人なんだろうなと思う。
ほかの著書も読んでいきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋書
感想投稿日 : 2020年5月28日
読了日 : 2020年5月28日
本棚登録日 : 2020年5月28日

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