昭和戦前期の政党政治: 二大政党制はなぜ挫折したのか (ちくま新書 983)

著者 :
  • 筑摩書房 (2012年10月1日発売)
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感想 : 20
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選挙前なので、昭和の二大政党に関する文献を読んだ。その一冊が本書。もう一冊は井上寿一氏が最近出した本。これについては次に読む予定。
それはいいとして感想であるが、現在と状況がかなり似ていると感じた。たとえば行財政改革を行ったり、あるいはマスコミが扇動的な報道を行ったり(これは現在の方が幾分かマシに思えるが)するところは現代と類似しているといえよう。ただその一方で状況が全く異なるものもある。具体的には天皇を政治シンボルとして使うことや軍部の存在というものが挙げられよう。
史料に基づき、詳細な分析がなされているところに好感が持てる。また、現代の議論に使える論点や主張もあるので、二大政党を考えるにおいて、大いに参考になるだろう。
筆者の見解が最後に述べられているが、これについては全く同感であり、自分も気を付けないとと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本政治史
感想投稿日 : 2012年12月7日
読了日 : 2012年12月7日
本棚登録日 : 2012年12月7日

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