国際協調の先駆者たち:理想と現実の二〇〇年

  • NTT出版 (2015年6月8日発売)
4.33
  • (2)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 54
感想 : 3
5

国際協調の変遷について、19世紀からまとめられている。
世界共通の課題が認識されたとき、国家はそれぞれが協調して対処するか、あるいは国際機関を作り対処してきた。その流れについてまとめられているが、非常に面白かった。
国際機関は、国家から自律性が低いものの、その中にある知識共同体が動くことで、問題に対処していく。このような流れになる場合もあるが、やはり主権国家の意向から離れて国際機関が独自性を発揮するのはなかなか難しいと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国際政治
感想投稿日 : 2015年9月24日
読了日 : 2015年9月24日
本棚登録日 : 2015年9月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする