この大泉さんという人は、なかなかノンフィクション・ライターとしては意外な方法で取材をしている。ある意味反則かな・・。信仰に従って輸血を拒否する被害者の家族と、人の命を救うことに至上の価値を置く大学病院の医師たちのやりとりは、壮絶。けど、どっちも間違ってないと思う。どっちも悪くないと思う。自分の信念に沿って行動しようとすると、どうしても軋轢は避けられない、ということの典型だと思った。
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困った
- 感想投稿日 : 2006年9月16日
- 本棚登録日 : 2006年9月16日
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