消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

3.81
  • (119)
  • (191)
  • (116)
  • (25)
  • (13)
本棚登録 : 1307
レビュー : 206
著者 :
y*さん  未設定  読み終わった 

これからこの本を読む人がもしこのレビューを見たなら、ぜひこの事件で保護された息子の言葉を探してほしい。検索したら見つかるはず。
この本の内容では「松永の息子は優遇され」感を感じると思いますが、息子がどうあったのか、実の息子ですらどういう扱いをしていたのか、知ってあげてほしい。保護された子どもたちの描写はほぼないので、それだけでも印象は変わるかと。
モンテクリスト伯の「父の罪が子に問われる時代じゃない」を思い出す。

二度と読まないと自信をもって言える。でも読めば現実に起こったのだと再確認できる。
だいぶ昔にwikiで読んで、概要を知っていたはずでも胸糞悪くなる。心が荒む。
すべての描写がすさまじい。イライラして腹が立って心が荒むから早く読み切りたい、その一心で途中から一気読みした。電車で少しずつ読んでいた間、数日間の私の不機嫌さは仕事に支障すらあったと思います。
自分で決定させる、だから勝手にやった、自分は悪くない。とんでもなく胸糞悪い。
関わった人間すべてを不幸にする才能なんてとんでもない。

世の中では気づかれないだけで、知られていないだけで死体の見つからない・発覚していない事件はまだあるのではないか、と最近また思いました。
逃げてくれてよかった、保護してもらえてよかった、未成年の彼女の話を聞いてくれる世の中でよかった。保護された子、過去の被害者、遺族、本当に救われてほしい。

レビュー投稿日
2017年11月22日
読了日
2017年11月22日
本棚登録日
2017年10月25日
2
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 ...』のレビューをもっとみる

『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする