- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484172033
作品紹介・あらすじ
アイデアを企画にする方法、「チームで考える方法」をあなたは知っていますか?一人ではベストの企画になりません。現役の大手広告会社社員である著者がもてるノウハウをつめこみ、わかりやすくお教えします。
感想・レビュー・書評
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アイデア出し会議というのは定型化しにくいものであり、
それゆえに価値の高い工程になりやすい。
著者は博報堂の社員として実際にこうしたアイデアを手掛けていた人で
ここに書かれているものはどれも分かりやすく
行動に移しやすいものが多く選ばれている。
ただし、徹底しようと思うとそれなりに訓練は必要だろう。
なにせ「いかに数を出すか」は大前提のものとしてある。
プロでも「打率は0.5割」とのことで、
くだらないものを量産するなかにポロッといいものがある、らしいのだが
それならやはり最低でも50〜100は考えないと足りないだろう。
もちろん、それを補うのが「チームで考えるアイデア会議」なのだから
全員で100案あれば素人でも何かしら見えてくるものがあるだろう。
この本は会議の本なので、アイデアの出しかたよりは
アイデア会議におけるルールとチーム内での役割の種類などが示されている。
何かのプロジェクトの卵の段階でしかこの会議はありえないし、
実施する回数は一般の会社では少ないかもしれない。
それだけに大事にしたいアイデア会議。
これを活かすも殺すもその特殊さを共有できるかにかかっている。
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アイデア会議では、発言者が社長であろうと誰であろうと、ダメなアイデアはダメ。純粋にアイデア至上主義であるべきです。(p.74)
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そのための方策として「ホワイトボード」や「紙」に書くことで発言者とアイデアを物理的に切り離す。シンプルだがとても効果的。
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あえて課題をアヤフヤにして「なんでもいい、レベルは問わず」と問い掛けてしまうのは、相当高度な大技であることを知っておいてください。プランナー側にすると「何でもいいから」っていわれるのが一番いやなものなんです。(p.129)
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「何食べたい?」「なんでもいーよ」はNGつーことですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の「考具」が推薦されていたので、図書館で探しましたが、あったのはこちらの本。
表紙には「考具 応用編」の文字も・・
「考具」を読んでいないのですが、応用編でこの内容では読む必要もなさそうです。 -
Vol.402 チームの企画力を最大化させる方法とは?『チームで考える「アイデア会議」 考具 応用編』(加藤昌治著/ CCCメディアハウス)
http://www.shirayu.com/letter/2017/000801.html -
チームの企画力を最大化する「アイデア会議」。その実践法を、わかりやすく説く。2006年に刊行された『アイデア会議』に加筆・修正した書。
序章 「いきなり企画会議」から“いい企画"は生まれない
第1章 本当の「アイデア会議」とは何か?
第2章 アイデア会議のゴールデンルールズ
第3章 プランナーにとってのアイデア会議とは?
第4章 ディレクターにとってのアイデア会議とは?
第5章 アイデア会議の大道具・小道具
終章 「チームでアイデアを考える力」を日本中に!