変な家

著者 :
  • MediaDo (2022年2月25日発売)
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本棚登録 : 14
感想 : 2
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以前、雨穴さんのこの話をYouTubeで見た時は、あの間取り図が実際にあるものだという前提で聞いていたので、それに対しての推測も恐ろしく感じたものだった。
勝手な話だけど「フィクションです」と言われてしまうと、探っていくうちに判明していく真実に対して、こじつけ感が強くて、とたんにつまらなく感じてしまった。それでも最後まで読んでいる(オーディブルなので聴いてたんだけど)のだから、つまらないは言い過ぎか。
過去に起こった悲劇から始まる因習に絡め取られた人間たちの愚行が背景にあるのだが、こういう話を読んでいつも思うのが、短くない年月の間に反旗を翻す者が今までいなかったのだろうかという疑問。まあ、それを言ってしまうと横溝正史の世界観とかも全否定になってしまうよね(金田一は好き)。
なんていうか、あの変な間取り図が前提にあって、あれに物語を付けていったから、かなり無理のある話になったのかなという印象。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2022年12月15日
読了日 : 2022年11月24日
本棚登録日 : 2022年12月15日

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コメント 6件

本ぶらさんのコメント
2023/02/01

ご無沙汰です。

これ、TVで紹介していたのを見て、「あ、これって、ホラーだったんだ」と始めて気づいた有り様(^^ゞ
アマゾンで本を検索すると、必ずこれが広告として挟まっているので、表紙とタイトルだけは知ってたんですけどね。
TVで見たのから察する限り、いわゆる「意味がわかると怖くなる系」なのかな?

>こじつけ感が強くて、とたんにつまらなく
いわゆる「実話怪談」がまさにそうですけど、そっち方面が好きな人が自分の持つ世界観で染めあげちゃったって感じなのかな?
個人的には、ユーレイの話は大好きだけど、それが普通にいる世界観で話を進められてもなーみたいな感じはあるんですよね(^^ゞ

そういえば、遠藤周作の『怪奇小説集 蜘蛛 』っていうのを読んだんですけど、その中に「東京下町の幽霊屋敷なども、実際に調べてみると、近所の人はそんな話は知らないと言う」みたいなことが書いてあって。
そういうもんだよなーって面白かったです。

ゆきやままさんのコメント
2023/02/10

お久しぶりです。コメントありがとうございます(返信遅くてすみません)。

この作品はYouTubeで見た動画の方がよくわからないまま終わっているので、かえって怖くてお薦めです(短いですし)。こんな異様なことが屋内で行われているかもしれないという推測の段階で終わっている方が不気味で、こちらもいろいろ想像してしまいました。
それに対し、背景を追求する小説は上にも書いたけど、あとから考えたこじつけ感が強く、「うーん、無理やりだなぁ」という感じです。
遠藤周作の『怪奇小説集』は私も他のだと思いますが読んだことあります。意外にも幅広いバリエーションの作品集で面白いですよね。

本ぶらさんのコメント
2023/05/08

おススメのユーチューブ、見ました。
ただし、結構前(^^ゞ

これって、超常現象系の話じゃなかったんですね。
TVでみた時は、ミステリーにホラーの味付けをしたら…、みたいなこと言ってたんですけど、ユーチューブのそれを見て、なるほどと納得しました。
ただ、(個人的には)そんな面倒くさいことして人を殺すぅ?みたいな(^^ゞ
もっとも、面倒くさいことして人を殺すからこそ、「ミステリー」だったりもするわけですけどね。

読んだことはないので想像ですけど、この著者って、ディクソン・カーとかのファンなのかな?なんて思いました。

ゆきやままさんのコメント
2023/05/09

そうなんです。動画を見た時の「そんな面倒くさいやり方で殺すかな?」というこっちの疑問に説得力を持たせるような動機が小説では描かれてます。
言ってしまうと、何世代も前に遡る過去からの因縁というやつです。カーは『火刑法廷』しか読んだことないですが、怪奇な感じは好みでした。横溝正史にも似てるかな。雨穴さんの作品もそっち方向を目指したのかなとは思いましたが、いかんせん風情がないというか、ルポタージュを読んでいるような感覚でした。

本ぶらさんのコメント
2023/05/21

>いかんせん風情がないというか
怪談で風情といえば、岡本綺堂が浮かびますけど、それは読みました?
あとルポルタージュといえば、小池壮彦。
ルポルタージュなので好みはわかれますけど、自分は好きなんですよねー。
ただ、最近のは(年齢的な意味で)枯れてきた感があるので。
昔の、「怪奇探偵」とか言ってた頃の方が面白い気がします。

ゆきやままさんのコメント
2023/05/22

こんにちは。
岡本綺堂は他でもおすすめされてたので興味があります。小池壮彦は知らないですね。ノンフィクション作家ということでしょうか。
映画もそうですけど、本もまだまだ知らない作家がたくさんいますね。生きてるうちに読みきれるかな(笑)。

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