虚数 (文学の冒険シリーズ)

  • 国書刊行会 (1998年2月1日発売)
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感想 : 28
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〈実在しない書物〉の序文集と、人智を越えたコンピュータGOLEM 14による講義録を収めた作品集。
前半の序文集も愉しいけど、後半のGOLEM 14の講義録が素晴らしすぎる。そこに込められた情報量や、「進化」や「知性」に対するドーキンス風の覚めた視線、想像力に圧倒される。そういえば前半に収録された架空の書物も進化、知性を主題にしたものが多かった気も……。

冒頭に「日本語版への序文」を置くという”お約束”も素敵。誰だよ、”日本挨拶学会会長”梅草甚一ってw

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年7月30日
読了日 : 2011年7月30日
本棚登録日 : 2011年7月30日

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