現代のベルリンに突如蘇ったアドルフ・ヒトラー。接する人たちは彼の振る舞いをブラックジョークだと勘違いして、コメディアンとしてデビューする……。
「もし現代に○○が生きていたら」という“if”の物語は決して珍しくありません。むしろ、陳腐化しているきらいがあるぐらいかも。ただ、人間味溢れるヒトラーの描き方にドイツでは社会問題化したそうです。その上で、同国で130万部のベストセラーになり、38カ国で翻訳が出版。映画化まで決まっているのだとか。書評を見て社会風刺小説としても面白そうだと思い、手に取った次第です。
今日読み終わったのは、上下巻のうちの上巻。ヒトラーと現代の人のやり取りの面白さに加え、今のドイツ社会の雰囲気も行間から伝わってきて、なかなか楽しくページが進みました。引き続き下巻も読んで、まとまった感想はその後に書こうと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2014年1月22日
- 読了日 : 2014年1月22日
- 本棚登録日 : 2014年1月21日
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