猫が、子猫のために「人間のしつけ方」を執筆した本。人間の家の乗っ取り方に始まり、人間との付き合い方が丁寧に説明されている。特に人間のタイプ別の考察が面白い。ふむふむ、人間のオッサンは、猫からはこう見えるのか。猫の写真がたくさん掲載されているのも実にあざとい。まんまと虜になってしまった。猫のようなかわいい本だ。

「声を出さないニャーオ」で人間を落とすなど、具体的なノウハウがたくさん詰め込まれている。ただ、あいにく私は人間の男だ。そのまま実践できないのが残念でならない。その上、猫アレルギーなので、猫を飼ってこの本の内容を確認することすら困難だ。将来、猫に生まれ変わることがあったらこの教えを役立てようと思う。

全体の構成のなかで、少し異質なのが、「愛」についての考察。人間との打算だけではない関係を大事にしている点が微笑ましく感じた。

2014年3月27日

読書状況 読み終わった [2014年3月27日]
カテゴリ ほのぼの
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