親日指数世界一の国! インドネシアが選ばれるのには理由(わけ)がある (B&Tブックス)

  • 日刊工業新聞社 (2012年4月27日発売)
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感想 : 10
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5~6年前から、資源関連に強い企業トップが
これから伸びる国としてよくあげていたのが
インドネシア。豊富な資源に加えて
人口の多さと若さがその理由だったと思う
(将来的には、“脱炭素”が大きな影響を及ぼしそうな
国ではあるが…)。

本書は2012年発行と少し前の発行なので、賄賂の要求への対処法など、今とは事情が違っている部分もあるかもしれないが、国の骨組みは基本一緒だろう。

日本人相手と同じ感覚では商売できないし、精緻にやりすぎても失敗する。そして多少の損失にクヨクヨしない心の強さが求められそうだ。

通貨切り下げのエピソードは、ずっと円高方向に
為替レートが動いてきた日本人には、得難い経験で
切り下げが国民生活に波及する過程や
時間軸がよく分かった。

海外ビジネス事情を扱った本でこれほど面白く読んだのは、中国ものの高橋基人氏の著作以来かも(本書はだいぶ抑えた筆致で書いてあるが…)。

“黒魔術”の話は直接聞いてみたいのものだ。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国際関係
感想投稿日 : 2021年6月13日
読了日 : 2021年6月13日
本棚登録日 : 2021年6月13日

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