帰ってきたヒトラー 下

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本棚登録 : 744
レビュー : 82
制作 : 森内 薫 
nogu-tさん  未設定  読み終わった 

2011年のドイツ。そこに「彼」が蘇ったら…?というありがちそうで、しかし絶対的なタブーの中で描かれるフィクション。コメディアンとしてデビューした彼は何を思い、何を語るのか。
ありがちなタイムトラベルものというか、タイムワープものと異なるのは題材が「彼」である、ということ。
ドイツでこんな小説が出ることについて訳者は「誰が言っても絶対に信じなかったと思う」とよせている。

「彼」が蘇って私たちの世の中を眺めるまなざしは、現代への鋭い切り込み、風刺。
一番強烈な風刺は人気者になった彼に掲げられたスローガンだろうか。ウィットに富むというか、やられたなぁという感じ。


日本版として読み比べるなら矢作俊彦さんの「ららら科學の子」でしょうか。
きっと訳もいいんだろうなぁという感じがする、「面白い」海外小説でした。

レビュー投稿日
2014年7月9日
読了日
2014年7月9日
本棚登録日
2014年7月9日
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