「この経済小説がおもしろい!」で紹介されていた本。
前からビジネス小説の元祖として、タイトルだけは知っていたのですが、
かなり昔の作品(1962年が単行本出版)ということで、
ずっと読むのを躊躇していました。
が、今読んでもあまり古さを感じさせず、
いい意味で期待を裏切ってくれた良作でした。
内容としては、自動車メーカーの産業スパイの話。
ゴミ業者・クラブ・興信所…などありとあらゆる情報ソースから
ライバルメーカーの情報を暴きだそうとする話。
今はさすがにここまでひどくはないんだろうけれど、
昔はこれに近い情報戦が繰り広げられていたんだろうなぁ。。と
推測しながら読むと面白いと思います。
自動車業界で働く人や自動車が好きな人は、
過去の様子を知る一冊として価値ある一冊だと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年8月25日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年8月25日
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