西夏建国史研究 (汲古叢書 153)

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  • 汲古書院 (2018年12月21日発売)
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長きにわたる著者の研究成果を一冊にまとめ上げた本。岡崎精郎氏の『タングート古代史研究』以来、久しぶりのまとまったタングート研究書であり、丹念に史料を読み込んでいった執念の結晶…なのだが…。段落替えが少なく、説明は冗長。史料は読み下したり読み下さなかったり一定していない、最後の方では長大な史料をそのまま引用するなど、とにかく読みづらい。それで700ページ超だから、読む方にも覚悟がいる。史料的な不足を考えれば、一部で推測に推測を重ねて結論を導き出している部分については、許容範囲とせざるを得ないだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 東洋史
感想投稿日 : 2019年7月10日
読了日 : 2019年7月10日
本棚登録日 : 2019年7月10日

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