岩波講座 現代社会学〈2〉自我・主体・アイデンティティ

  • 岩波書店 (1995年12月4日発売)
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やっと読み終わった! かれこれ1週間ぐらい、この本にかかりきりだった気がする。

当然というか、筆者によって文章のクオリティがかなり異なる。
個人的な評価を下すなら、木村敏「自己と他者」、木村洋二「「私」の構成―自己システムのソシオン・モデル―」、浅野智彦「近代的自我の系譜学1―ピューリタニズム・スノビズム・ダンディズム―」三浦雅士「近代的自我の神話」は読む価値があったと思う。

なんでこの執筆陣になったのだろう。木村敏は精神医学の話をしだすし、文学批評のようなことをする筆者も結構多かった。上田閑照なんて「十牛図」がテーマだったし。社会学だとミード、ゴフマンとかばっかになっちゃうからかな。お隣の畑なんだし、社会心理学の知見がもっと紹介されてもいいのではないかとも思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  ―社会学・現代文化
感想投稿日 : 2013年2月9日
読了日 : 2013年2月9日
本棚登録日 : 2013年2月9日

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