
表紙のインパクトがすごすぎて、前から気になってたけど、ふと手にとったので読む。
題名から戦争の話かと思っていたら、火をつけたのは彼女の家族だった。
信じられないような凄絶な内容だった。女の人の命は、家畜よりも軽んじられている。こういうことが今もまかり通っているとは。
イスラム圏で女の人が外に出て行くことが難しいということは漠然と知っていたけど、それは女の人をそれだけ大事にしているからかと思っていた。
文化=常識が違うっていうことがどんなことか考えさせられた。
絶対に間違ってると思うけど、この村の男の人たちが悪人なのではなくて、それがごく当たり前になってしまっている世界の背景も理解しなくてはいけないわけで。
それが名誉に関するなら、確かにものすごくデリケートで難しい問題だ。
- レビュー投稿日
- 2012年6月27日
- 読了日
- 2008年1月15日
- 本棚登録日
- 2012年6月27日
『生きながら火に焼かれて』のレビューへのコメント
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