読書について 他二篇 (岩波文庫 青 632-2)

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メモ
読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。p127

ほとんどまる一日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でものを考える力を失っていく。
読まれたものは精神の中に、真に跡をとどめないのである。熟慮を重ねることによってのみ、読まれたものは、真に読者のものとなる。それとは逆に、絶えず読むだけで、読んだことを後でさらに考えてみなければ、精神の中に根をおろすこともなく、多くは失われてしまう。p128

読書に目的意識をもつ。読み捨てにしない。自分の中で咀嚼し、知恵を生み出すこと。アウトプットして理解したこと得た知識を血肉化する。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 芸術文化
感想投稿日 : 2009年12月5日
本棚登録日 : 2009年12月5日

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