「コーヒーが冷めないうちに」の4作品め。
これまでの中で一番好きでした。
すでに読んだ3冊(特に1冊め)は前評判の高さで読んでみたもので期待値が髙かった為か思ったよりさらりと読み終わった印象がありました。
今作は、過去に誰かに会いに行ったとしても未来を変えることが出来ない、それでも会いに行きたいのか?
この点で過去に戻る理由に自分の会いたいだけでなく、相手を想う気持ちが描かれていて4作品とも好きでした。
基調は変わっていないです。
「大事なことを伝えていなかった夫の話」
「愛犬にさよならが言えなかった女の話」
「プロポーズの返事ができなかった女の話」
「父を追い返してしまった娘の話」
最初の作品は、妻の気持ちが、2作めは愛犬の優しさ、3作めはお互いを思いやる気持ちが、ラストはただただ親の愛情が、ほろりとさせられる4作品でした。
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年5月6日
- 本棚登録日 : 2022年5月6日
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