春琴抄 (新潮文庫)

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本棚登録 : 6231
レビュー : 745
著者 :
noriemiyakeさん  未設定  読み終わった 

男女の関係が面白い。
春琴の様子をいつでもうかがって気配で気づかなくてはいけない佐助。
気づけなければ不機嫌になる春琴。
「しかしこういう場合「もうええ」といわれても「そうでござりますか」と引き退がっては一層あとがいけないのである」
女の子は変わらないなあ。
そしてその意地悪さを甘えられているように思う佐助。
男の子も変わらないなあ。

でも、春琴の傷つけられた顔(自業自得のように思えなくもない)のため、自分の黒目を突いて見えなくしたのは猟奇的と言わざるを得ない。
そこでようやく、春琴も「この人は私になくてはならない人だ」と気づく。

現代も変わることない、愛情の物語なのではと感じた。

レビュー投稿日
2014年8月21日
読了日
2014年8月21日
本棚登録日
2014年8月21日
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