突然、非現実世界に放り込まれて翻弄されるけれど、最後には脱出に成功して現実に戻ってくるところが、後年のディックの小説の主人公と違うところ。これも、結末は前向きで明るい。巻末に収録されているブライアン・オールディスの文章は、ディックを追悼するために書かれたもののようだ。大瀧啓裕訳。1986年7月15日発行。定価580円。
収録作品:「虚空の眼」、「フィリップ・K・ディック――まったく新しい未解決の問題」(ブライアン・オールディス)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2017年9月30日
- 読了日 : 2017年9月11日
- 本棚登録日 : 2017年9月30日
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