貝に続く場所にて

著者 :
  • 講談社 (2021年7月9日発売)
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本棚登録 : 36
感想 : 7
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ドイツのゲッティンゲンという現在と過去が交錯した街が舞台、東日本大震災で亡くなり10年後も体が見つからない気になる大学の後輩の幽霊、聖画から出てきたような女性たち、突然現れる寺田寅彦の幽霊。場所と時代が入り乱れ、複雑な論理で話が進み、混乱した。作者が伝えたいことが、我々凡人にはほとんど伝わらないのではないか。従って面白みも感動もわかなかった。震災の個人への爪痕が、記憶として奥深くに刻まれ、「もの」を通して蘇ってくるような気がしたが、蘇って明らかになった記憶からどう鎮魂へどうつながるのか‥、わからない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸小説(国内)
感想投稿日 : 2021年8月30日
読了日 : 2021年8月30日
本棚登録日 : 2021年8月30日

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