流星ワゴン (講談社文庫)

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本棚登録 : 17856
レビュー : 2251
著者 :
のりゆきisgさん 重松清   読み終わった 

後悔の場面を適切なタイミングでやり直せたら、と思った経験は誰にでもあるのではないか。でも、戻っても良い方に向かう行動はなかなか出来ないだろうとも思う。この物語では、それでも分岐点の場面を知らないよりはましだという。知れば、今後の人生における覚悟ができるから。逃げずに腹をくくって今に精一杯立ち向かうことが、充実した人生を送ることになるんだと教えてくれる。主人公の中年男の一雄が、現実に戻り覚悟を決めて人生を踏み出す場面が心地よい。ところで、幻に導かれて過去に戻り、やり直しの人生を経験するという構造が、重松の「なぎさの媚薬シリーズ」と同じと気づいた。調べてみると、「流星ワゴン」の方が先に書かれていた。この流星ワゴンからあのシリーズが生まれたのかもしれない。実際、なぎさシリーズに似た場面も出てくる。

レビュー投稿日
2019年2月3日
読了日
2019年2月3日
本棚登録日
2019年1月29日
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