神様のカルテシリーズの主人公、栗原一止医師の医学生時代、栗原医師が研修医として勤める前後の本庄病院が舞台だ。栗原医師の指導医となる大狸先生こと板垣内科部長、その双璧の乾外科部長、病院の金庫番金山事務長、それぞれの言葉を通じて、現代の地域医療を担っている人たちの思いがしみじみ伝わってくる。そして栗原医師の妻となる榛名の過去と行動から、彼女の本当の強さと優しさを知ることができる。まさに「0」にふさわしい物語だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
夏川草介
- 感想投稿日 : 2016年7月10日
- 読了日 : 2016年7月9日
- 本棚登録日 : 2016年7月9日
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