とらわれない生き方 悩める日本女性のための人生指南書

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noireさん    読み終わった 

 勇気づけられました。


 正直へこんでいた時に、「自分を確実に慰めてくれるであろう本」を何冊か買い求め、自分を慰めておりました。そのうちの一冊でございます。やめようやめようと思いつつも、そうでもしないと浮かばれない気持ちってのがあるんですよね。


 最近、不倫しそうになりました。しそうになったというか、言い寄られたというか。


 その返事はまだ出てません。嫌ならばっさと切ればいいんですが、まぁいろんな事情があります。

 言い寄られた際に「あぁ、またかよ。」と思いました。

女は男に、性的価値のある女かどうか、無意識の選別を受けます。ありがたいことに、人に「やりたい女」くらいには思ってもらえるようです。

でも、わたしはそこ止まりなんですよ。「結婚したい女」か「性的価値止まりの女か」どうかという選別にかけられると、確実に後者なわけなんです。少なくとも日本人にとっては。外国人と付き合ったことはあるけど、誠意をもって性的価値として付き合っていた感があります。なかなか言語の違う人と付き合うのは難しいものがありました。


別に私は、尻軽女というわけではありません。言い寄られ、人とごはんに出かけるとか、そういうことはまぁあります。でも誰とでも寝るとか、セックスが大好きだとか、そういうんじゃない。


 でも男(日本男子?)は、「やりたい女」として、私に寄って来る。それ以上は何も望まない。

 その最終形態が、既婚者からの言い寄られでしょう。ハナから自分のものにする気なんて、ありゃしない。


 地味にさぁ、傷ついてんだよ。君が欲望を素直に私に向けることがさぁ。

 そう思いつつ、あぁ、まだ私は女でいるのだ、と思ったことも事実なんだけれど。

 まだ、返事を出していないのは、とても近しく仕事に支障が出ては困るという事情もありますが、あなたはなぜ私に声をかけたのか、ということと、なぜ私はそのようなポジションにしかなれないのかということを、徹底的に調べたいと思ったからです。


 およそ思うに、「人にそこまでしがみついていきたいと思うほど執着を持てない」自分の性質にあるのだと思います。わたしは、この本を読んで、山崎さんのパートナーの選び方に、とても共感を覚えました。

 お互いに、頑張っていたいのです。
 自立した関係を築きたいのです。
 「あなたがいなくても、私は生きていけるけれど、あなたと生活を共にすることによって、私の人生はとても彩り豊かなものになる。」そう思える人と、一緒になりたいのです。

 それは、「あなたのことはそれほど好きではない、という人と一緒になること」とは違います。もっと自立して人と対峙していたい。依存の強い関係が(とりわけ日本的な感じがします)苦手なのです。

 そういう女は、おそらく日本の男性からしたら、「常に何かを頑張っていなければ、その関係を保てない」面倒くさい女だと思われるのではないかと思います。自分の好きなこと、楽しんで深めている姿を見ることができれば良いだけの話なのですが。

 だったら海外に行け、日本の男が合わないと言うのだったら出て行けよ。そういう発言にも聞こえるかもしれません。違いますよ。もしかしたら価値観の合う人が、世界のどこかにはいるかもしれませんが、依存しなきゃいけない関係なんて、別に日本人だからそうならなきゃいけないわけじゃ、ないじゃないですか。

家のことは奥さんにやってほしい、その代り自分が外で稼ぐ。(あわよくば奥さんにも働いてほしい。)その気持ちが根底にあるから、自分が優位に立てる女を望む。それを受け入れられる人ならいいけれど、「外で稼ぐ」プレッシャーを自ら生み出してもいる。なおかつ「頑張らなくても優位に立ちたい」と願うがゆえ、「言うことを聞いてくれそうな女を選ぶ」。

 それが悪いわけじゃありません。憂慮すべき点があるとすれば、その停滞は成長をまるで生まないことではないかと思います。

 わたしは、成熟したい。そのために自分を伸ばしたいし、深めたい。多くの男性にとって、それがプレッシャーになるのなら、私は「選ばれる女」ではないのでしょう。

 だから「やれる女」なのかよ、っていうのが、とっても悲しい。そんなに物欲しそうにわたしは佇んでいるのかと。

 好きな人には、自分の好きなことを思い切り頑張っていてほしい。

 それが成立するためには、女が自分を犠牲にしてその男に尽くすことだけがその関係を成立させる手段だなんて、そんな演歌な話、ありえないでしょ。今、平成ですわ。

 私はあなたを大切に思っています。
 自分のことは責任持って自分でやってください。
 生活すること、二人で頑張らなきゃ乗り越えないことを、一緒に乗り越えていきましょう。

 そう思う私はやっぱり、多くを求めすぎているのかな。

レビュー投稿日
2014年8月12日
読了日
2014年8月12日
本棚登録日
2014年8月12日
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