『のぼうの城』オフィシャルブック

  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年10月17日発売)
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本棚登録 : 34
感想 : 9
4

 まぁ、映画の感想で。

 あのカエルいいわ。っていうかただのカエル好きだからか。

 水の中で生き生きと動き、「幸福」をもたらす象徴。まぁ、「生きて帰る、無事帰る」にかけてたのかな。

 エンターテイメントとしてとてもいいんじゃないかな。

 それぞれに、ぐっとくる見せ場があり、なおかつ思いれする人物は誰も死なない。

 山口さんがいーんですわ。
 なんか、不動明王みたいなギョロ目をきかせた憤怒の表情がとってもキマっていた。っていうか、あんなに武具が似合う人、今の日本人の骨格じゃ少ないんじゃない?

 

 石田三成のちょっと抜けた戦略という描かれ方において上地さんもいい味出してる気がする。


 
 でもなんといってもしびれるのはあの騎馬戦。なんだろうね、あの生死をかけた一撃に構える覚悟。あのように生きた人が過去にいた、というだけでもなんか誇らしい気持ちになるんでした。


 って、ここまで書いたけど、やっぱり野村萬斎さん格好いいんですわ。演者の中において細くて頼りない感じだけど、やっぱり本人に裏打ちする一本通った何かがあるんかな。なによりも気高い感じが、あの役の中では野村さんじゃなくちゃ、って思った。

 配役の妙ってやつか。
 まぁ歴史に詳しくないので、妙も何もあったもんじゃないんだけど、何も知らん者が見るにはとても良かったといったところ。

 唯一物申したいのは…山田孝之さんの風呂シーンですかな…。
 武将のケツはもっと褌似合いそうな引き締まったものであることを願わずにいられません…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 映画
感想投稿日 : 2012年12月3日
読了日 : 2012年12月3日
本棚登録日 : 2012年12月3日

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