日本辺境論 (新潮新書)

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本棚登録 : 4905
レビュー : 611
著者 :
noireさん    読み終わった 

 年末年始にかけて。

 なんとなく色んな本を読んでいて、
 (あれ、この展開に既視感覚えるぞ?)と思い、
 たくさん読んでいるにもかかわらず、似たようなことを堂々巡りしている感じがしてしまうこと。

 これってきっと、「日本人とは何か」を姿かたちを替えて幾度となく自分に、日本社会に問い給う人たちの作品を読んでいたんじゃないかと思う。




 知識が上滑りしていく感覚。
 何も深まらないような気がしてしまう感覚。
 そこから抜け出したいと願うが何か抗えないものを感じてしまう感覚。


 私がやはり「日本人」だからなのだろうか。

 辺境魂故の利点を生かしつつ、
 どうしようもない血肉化してる「行為のパターン」から生まれる悪しき点に抗ってみるのならば、

 私はこの本を最後に、「上滑りしていく感覚のない本」を意識して選ぶようにしなくちゃならんだろう。

 それはどんな本かって言ったら、ちょいと昔の本であり、今までお目にかかったことのない分野の本であり、海外の本であったりするのかもしれない。

 「上滑りしていくような本」は、「読んでいて頭がすっきりするような気がする本」であり、「何だか安心する本」なのは当然なのだ。


 「私も同じ気持ちよ!」って気分が味わえるのだから。
 
 そんな本、もういいか。なんてこの本読んで思ったり。

レビュー投稿日
2010年1月8日
読了日
2010年1月8日
本棚登録日
2010年1月8日
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『日本辺境論 (新潮新書)』のレビューへのコメント

猫丸(nyancomaru)さん (2012年10月23日)

「似たようなことを堂々巡りしている」
だって、そうでないと足元が覚束無いでしょ?泥濘に立つ時はね(偉そうにスミマセン)。

noireさん (2012年10月23日)

nyancomaruさん>コメント、ありがとうございます。…偉そうではないです、だから平気です。ですが自分の書いた感想への無責任さに呆れてます。こんなこと、自分書いてたのか…とw
 コメントの言葉、察しかねるところも多く申し訳ないですが、「本を読む目的」をどう自分自身で捉えているか、によって「堂々巡り」の受け止め方が変わってくるのかもしれません。
 足元の覚束なさ、うーん。確固たるものへの疑いや、揺らぎや、自分を疑うものに出会うために、本を読みたいと考える自分がいます。とんちんかんな返答だったら、ごめんなさい。

猫丸(nyancomaru)さん (2012年10月31日)

「自分を疑うものに出会うために」
安心したい自分と、驚かされるコトを欲している自分が居て、背伸びしても足が届かない本の海に溺れかかっています。。。
「とんちんかんな返答だったら」
いえいえ、トンチンカンなのは私の方ですから。

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