短いお話ですが、泣けてきました…。歳のせいでしょうかね。
全体を通していいのだけども、
ピンポイントでくるんですよ。
落としたパイプを、おばあさんに拾ってもらうところとか、
大きな樹の下で、思いが伝わった時に若き日のおばあさんを抱き寄せるところとか…。
今ぽつんと独り、取り残されてさえ、悲壮感に満ちていないおじいさんの生き方に、
泣けてきたのだと思います。
多分、今私を取り囲むすべての人の中に、このような思い出を持ち、分かち合える人が、いたり、かつていたり、これから巡りあう事ができるのだろうと思うと、
「最後は独り」であっても、私達の生き方は何があってもきっと、とても尊いものなんだって、
言われた気がした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
美術関係
- 感想投稿日 : 2013年1月21日
- 読了日 : 2013年1月21日
- 本棚登録日 : 2013年1月21日
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