カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

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本棚登録 : 4342
レビュー : 362
制作 : 亀山 郁夫 
のりさん  未設定  読み終わった 

好色なカラマーゾフ父子の家に起こった事件を巡る物語。
女好きで道化を演じてばかりいる父フョードル、血気盛んで放蕩者の長男ドミートリー、シニカルな無神論者の次男イワン、純粋で聖職者志望の主人公で三男アレクセイ。
一癖も二癖もある彼らを中心に物語は展開する。

登場人物たちの会話、口論は現在の日本を生きる私の感覚とはかけ離れているものも多く、理解しづらいものがある。しかし、頻繁に会話の中にでてくる彼らの宗教観は本書の原書が書かれた時代のロシア人の考え方をふんだんに取り入れていて面白い。
教会と国家のあり方に関する考え方、神は存在するか否か、こういった宗教観に関する議論が物語の重要な要素となっている。

本書はまだ1巻目であるのに内容は非常に濃密であった。
この先、どういった展開になっていくのか、『第二の小説』とは何なのかが楽しみである。

レビュー投稿日
2012年12月5日
読了日
2012年12月5日
本棚登録日
2012年12月5日
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