殺人症候群 (双葉文庫 ぬ 1-3)

著者 :
  • 双葉社 (2005年6月1日発売)
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本棚登録 : 1190
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すごく緻密に描かれたストーリーなのに、なぜか登場人物の気持ちがダイレクトには伝わってこない。特に手を下す役回りの渉の動機が、事実の列挙だけなのは致命的なのではないか?響子にはなぜ微塵も葛藤がないのか?和子の描写から読者は何を読み取ればいいの?それぞれのエピソードがうまく完結してない感があるので、全体としてぼやけている。雰囲気づくりがうまいだけに残念。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本>ミステリー
感想投稿日 : 2013年1月2日
読了日 : 2013年1月2日
本棚登録日 : 2013年1月2日

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