ザ エクセレント カンパニー 新・燃ゆるとき (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2005年9月22日発売)
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本棚登録 : 302
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東洋水産をモデルにした小説第二弾。今回は、実名を使わず、東洋水産は東邦水産、森社長は高木社長、深川専務は深井専務。そして架空の人物、川森潔を主人公としてリアルなエピソードを展開させたという。

舞台はアメリカ。アメリカに進出を果たした東邦水産が、セクハラ訴訟、ユニオン対策など、異文化の軋轢を何とか乗りきっていく、逞しい姿が描かれている。

日本からの出向社員は、ことごとく誠実でタフ。一朝事あれば何を差し置いても駆けつけ、不眠不休で事に当たる、滅私奉公当たり前の超人たちだ。

確かに、隙あればつけこまれ、闘わなければ自らの権利を守ることすらできない、厳しいアメリカ社会にあっては、ここまでやらないとビジネスでの成功が覚束ない、というのも分かるけれども、ちょっとやり過ぎなんじゃないなあ。これじゃあさすがにしんどすぎる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済小説
感想投稿日 : 2018年10月18日
読了日 : 2018年10月18日
本棚登録日 : 2018年10月17日

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