【文庫】 本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫)

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本棚登録 : 1288
レビュー : 180
著者 :
norisukeさん 日本史   読み終わった 

本書は、本能寺の変の原因を、信長が無謀な唐入りにより実力派家臣団を国外に遠ざけ、国内を身内で固めて織田王国を磐石なものにしようとしたことに求めている。信長謀殺は、光秀、藤孝、家康が共謀し、実は秀吉もその企みを知っていたという(だから、いわゆる中国大返しは作り話)。そもそも本能寺の変は、信長が家康を排除しようとしてその実行を光秀に命じたのを、光秀が逆手に取って信長を討ち取ったもの。その後、藤孝が秀吉側に付いて光秀を裏切り、その秀吉が天下を取って結局唐入りを実行して人心を失い、最終的に家康が光秀の想い(国内安寧と土岐氏の再興)を実現する。そこには私怨による衝動は介在しない。なんて壮大なドラマなんだろう。強欲な独裁者信長、抜け目ない簒奪者秀吉と比べて、光秀の遺遺臣を重用する家康の律儀さはちょっと感動的。
本書のストーリーには説得力あるし、真実はきっと本書に近いんだろうなあ。
なお、本書の語り口は井沢元彦氏に似て、定説や歴史学者の怠慢に辛辣。

レビュー投稿日
2017年9月20日
読了日
2017年9月20日
本棚登録日
2017年9月18日
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