岩崎弥太郎は、強烈な個性をもった、いわゆる新人類ではあるが、「竜馬がゆく」のように狭量・姑息な人物としては描かれていない。また、山内容堂は穏健な公武合体派、吉田東洋も進歩的な藩政改革者、一方、武市半平太をはじめとする尊攘派は手のつけられない過激派、という構図になっており、このように描かれると山内容堂や吉田東洋にシンパシーを感じるなあ。
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2012年12月30日
- 読了日 : 2012年12月29日
- 本棚登録日 : 2012年12月24日
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