「道鏡と称徳女帝編」では、両者に愛人騒動はなく、称徳女帝は藤原仲麻呂が画策した新羅征伐を阻止した賢帝。さらに、「道鏡事件は、称徳女帝がこの国の統治システムを「天皇制」から「皇帝制」に替えようとし、その皇帝候補に弓削道鏡という男を選んだと言うだけの、本質は単純明快な話」と推理する。「桓武天皇と平安京編」では、桓武天皇による平安京遷都は、早良皇太子の怨霊から避けるための怨霊シェルターとする。「「万葉集」と言霊編」では我が国が現代に至るまで言霊に支配された国であることを論証。いずれもなるほどとうなずけるなあ。
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カテゴリ:
日本史
- 感想投稿日 : 2013年11月5日
- 読了日 : 2013年11月5日
- 本棚登録日 : 2013年11月4日
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