日本の大手メディアでは決して伝えることができない、アフガニスタンやパレスチナの現実が写真と広河氏の文章で、分かりやすく、でも鋭く迫ってきます。
一番の問題は、私たちが情報を正しく判断するために必要な情報が、正しいものなのか、作為的なものなのか、誰にも判断ができなくなっていることである。もっとも必要なときに、信頼できる情報を見分けるすべをもたないというもどかしさや、知らないまま荷担を強いられているのではないかという不安が、人びとを襲っている。
こうした時代に・・・ジャーナリズムとは人間の何を守るための存在であるべきなのか、情報の送り手の義務とは何かを問いなおしながら、責任ある情報を発信する担い手となることを目指して、刊行したと語る広河氏の言葉に感動しました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中東・世界
- 感想投稿日 : 2011年10月12日
- 読了日 : 2011年10月12日
- 本棚登録日 : 2011年10月12日
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