黙秘 裁判員裁判 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2010年1月20日発売)
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裁判員裁判について考えさせられる。
裁判員は、裁判官、検察官、弁護士が事前に話し合って用意した、事件のあらましを聞かされる。その中身を審議するわけではない。
聞かされたあらましを念頭に裁判の様子をみて、無実か有罪かを決めるということ…これは難しい。好き嫌いで決まることもあるのでは。五年前にストーカーに殺された娘の復讐か、または別の犯人を庇ってなのか犯人として逮捕された、内藤優一郎は一貫して黙秘を続ける。考えさせられる内容と、思いやりや、純粋な気持ちに感動する一冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年2月6日
読了日 : 2011年2月6日
本棚登録日 : 2011年2月6日

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