自分のアタマで考えよう

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本棚登録 : 6168
レビュー : 871
著者 :
制作 : 良知高行 
notaniさん 自己啓発   読み終わった 

思考とは、知識の引き出しから知識を取り出すことではない。現実を見るとき、考えているようで、実は先人が創りだした知識体系から考えを借りているだけになりがちだということが、本の初めで述べられている、なるほど、と思った。
『自分の頭で考えること、それは「知識と思考をはっきりと区別する」ことからはじまります。「自分で考えなさい!」と言われたら、頭の中から知識を取り出してくるのではなく、むしろ知識をいったん「思考の舞台の外」に分離することが重要です。』(p21)

日頃、仕事で頭を使っている気になっていても、振り返ると実は、(思考の時間)<(作業の時間)となっていることが多い、ということも書いてある。確かにそうかもしれない。でも、作業に裏付けられるものもたくさんあるから(プレゼントかだと、アイデアが素晴らしくても表現方法が稚拙だと効果が落ちる)、偏りがあってしかるべきな気もする。

2章では「なぜ?」「だからなんなの?」という問いから結論や予想を導いていくやり方を紹介している。シンプルで使いやすそうなフレームワークだと思う。

途中で、「もっともらしいデータ」は「疑わしいデータ」より危険であるとも言える、と書いている。どこかで見た台詞だと思った。仕事でデータを分析したりしている人はよく感じるのだろうなあ。

「思考の棚」、と書いていたが、これが知識の棚でないのは、自分で処理した知識や、自分から生まれた考えを保管しておいて、いつでも手を伸ばして取れるようにしておく、という意味合いだと解釈したのだけど、合ってるのだろうか。

最後に知識はネットなどで簡単に検索できるようになったいま、もはや単純な知識の記憶は大して意味のある行為ではない(p138)と述べられている。前提条件ではあると思うけど…そうなのかもしれない。

レビュー投稿日
2012年6月26日
読了日
2012年6月26日
本棚登録日
2012年6月26日
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