日本人は何を捨ててきたのか: 思想家・鶴見俊輔の肉声

  • 筑摩書房 (2011年8月8日発売)
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本棚登録 : 119
感想 : 15
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 東日本大震災から2年過ぎました。こういうひとつの区切りを契機に、改めて何かを考えてみる、考える材料を見つけるために手にとった本です。
 体裁は、鶴見俊輔氏と関川夏央氏お二人による年をあけた2回の対談を起こしたものです。
 評論家の鶴見俊輔氏は、外祖父はかの後藤新平、父は政治家鶴見祐輔という家に生まれながらも、厳格・苛烈な母親に反発して、若い頃はかなり危ない行動をとっていたようです。大衆文化への造詣も深く、漫画原作者としての経験もある関川氏との会話はなかなかいいノリで進んで行きます。
 興味深い指摘がお二人のやりとりの随所でみられましたし、特に“敗北力”というコンセプトは大震災後を考える上でとても重要な視点だと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年3月27日
読了日 : 2013年3月27日
本棚登録日 : 2013年3月12日

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